AACSに対応する機器は2011年よりハイビジョン再生はHDMI端子経由でしか再生出来なくなるってお話。
HDMI端子(Wikipediaより)
現状HDをTVへ出力するには再生機とTVをD3以上で接続するが、コンテンツ保護の機能はない。要はその間に録画機をはさめばコピーできちゃうってコトで、これを防止する為に去年の暮れAACSの中に盛り込まれたらしい。

AACSは著作権保護技術のことでDVD-VideoにかかっているCSSよりも強力なコピー/アクセスコントロール技術で来たるべきHDコンテンツ(HD-DVD,Blu-Rayとか、その他HD放送)のために用意されたもの。CSSは1度破られてしまい今やリッピングし放題な状態やけど、AACSは暗号キーが破られても再度、キーを更新する事が出来るらしい、また不正な機器を使用停止にしたりも可能ってよ。

誰がどこから個人の持ち物の設定を更新したり停止したりするのかはさっぱりワカランけど。CSSとかCCCDの失敗からだろうか、著作を守りたいコンテンツ・プロバイダとAV機器を売りたいメーカーが喧嘩しながらAACSは規定されてってる状態。

映画で言うと4Kと2Kの映像サイズがあって、この2Kに匹敵するHDの解像度、「これコピーされちゃたまらんねん!」ちゅーことであせってます、ハリウッド。

とにかく、2011年からはハイビジョン見たいならHDMI搭載のTVと録再機を用意し正座してまっとけと。

2011年夏にアナログ地上波が終わるね。AACSは何もHD-DVDやBlu-Rayだけに限った事ではない、おそらく地上波デジタルにも乗っかってやってくるわけで、これまたHDMI端子のついてない地上波デジタルチューナだとまた買い替えが必要になってくる。

しかも2014年よりSDのアナログ出力も禁止、アナログはこの世から完全に消えてしまうんかな。

ところでHDMI端子は映像以外にも機器間で双方向でデータのやり取りができるらしく、今HDDレコーダ買うとCS/BS/Cableチューナとの連携の為についてくるAVマウスなんてものが必要なくなるかもね。

これらのインフラの為の切り込み隊長がPS3じゃないかなと思う。当初のスペックでいくのなら、Blu-RayドライブでHDMI端子2個付き、しかも2ストリーム同時出力。それに比べて先日発表されたXBox360+外付けHD-DVDでは明らかに波を乗り越えれん、だってXBox360にHDMI端子はついて無いもん。まぁ後数年くらいはそれでいいのかも知れないが、訴求に欠ける。

でもAACSに対応する機器なんて現状出回ってないし。どうやらややこしいな、この問題。
書かなきゃよかったと反省中、、、

’11年以降コンテンツ作る側はたまらんよね、特にCG。当たり前のようにHDで納品になるのかなぁ。5年後、PCが10倍くらい速くなるとは到底思えんしねぇ。SDでもハイエンドレンダラを使ったクォリティを求められて無理っすって感じやのに、さらに4倍、6倍の画素でやってねって時代がもう後5年で到来ですわ。

人ごとじゃないねんけどなぁ。

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