手元にある1冊の絵本。1年近く前に映像化する許可をご本人から得たまま放ったらかしである。
4月の仕事の合間に進めるつもりで考えてはいたが、果たして絵本を映像にする意味ってあるんかと疑問を持ち始めた。
絵本って動かないから良いんじゃないかなと。つまり読み手の想像の中で動くから楽しいんじゃないかと。
それは今と昔のゲームの違いにも似て、256色しか出せないファミコンでも自分の想像力を目一杯発揮して楽しんでたわけですわ。今は作り手のイメージをストレートに押し付けられている感じがしてなんだか楽しくない。
お城とか山とかトンネルとかが出来あがっちゃてる砂場で遊べって言われるより、まっさらな砂場のほうがいいよね。なんだかそんな感じ。砂場だけ用意してくれりゃいいんだよ。
今のガキどもはそうじゃないんだろうか。もしそうなら悲しいっすねぇ。
会社的のデモ的にor商業的に、絵本を動画にするって見方ならOKなんだけど、ユーザへそれを渡し楽しんでもらいたいならチョット違うなぁ。
別の方法でリメイクするようにも考えんとねぇ。
匂いはおろか、触れないし、しゃべらない絵本。それを補う自分の脳みそ。それ以上いらんもんね。
genji
2006-03-23 — 22:15
別に動画にしてもいいんじゃない。
「みんなのうた」のビデオなんて、動いていても想像力を書きたてられるしね。
同じベクトルで考えると、結論は「必要ない」ってことになるけど。