Blender2.90がリリースされました、新機能いろいろありますが仕事で使用する上でうれしい機能は、Cyclesの小さなアップデート。「Shadow Terminator Artifact」をごまかすための設定が実装されたことです。

球の明るい所と暗い所の境界にできるギザギザの事ね。

光線と浅く交差するポリゴンが起こすアーティファクトです、ポリゴンの分割を増やして対処するしかありませんでしたが、やっとこさ解消です。

オブジェクトプロパティの「Shadow Terminator Offset」がそれです。他のレンダラーでは「Shadow Bias」と呼ばれますが、やってる事は同じなんでしょうか。V-Rayではライトの設定にありますね。

あとは、Library Overridesの機能でマテリアルの上書きが出来れば良いのですが今回の2.9でもまだ出来ないみたいです。

2.90” への2件のフィードバック

  1. 横からだが、これは「市販3Dソフト」のオープンソースの ver.?

    「技術的なプロ仕様ソフトを使用しなくてもいい K下」の理解は、
    この オープンの ver. が update されていくことは、amateur も professionalも「この方向性を追求・渇望」している、
    ソースが公開されているから「それを実現しようとする努力人」がたくさんいる?という理解で良い?

    高額の「正規・全部あり ver.」を使用しなくとも、必要なことはできる!
    高額出資すれば、考えなくても、努力しなくても、何でもできるんだけどぉ(^.^)
    とか?

    ごめんね、アホな質問?
    ゲームに対する「サードパーティーのパッチ」や「権利の切れたゲームの有志による update」みたいなもの?
    なんか、聞いてみたかっただけなので…
    m(._.)m

    1. Hiroshi Takashima

      2020-09-05 — 17:29

      Blenderは市販の3Dソフトに匹敵する機能をもった無償で使えるオープンソースのソフトウェアです。パッチの類ではないです。

      開発に参加する人、使う人の理由はそれぞれでしょうね。

      僕は会社が契約している市販ソフトを使えますが、年間27万円もかかる使用料と、追加されていく機能やその保守が釣り合っていないと考えています。また筆を変えれば表現の幅も変わるので、両方の良いとこ取りで併用出来ればとも考えて使ってます。
      Eevee(イーブイ)と呼ばれるリアルタイムのレンダラーが標準で実装されているのも使用する理由です。案件によってはリアルタイムレンダリングした連番を納品する事も増えました。

      数年前までBlenderは無料で使用できる、操作にクセのある3Dソフトとしか見られていませんでした。景気は良くない、市販ソフトの年間使用料は値上がりするいっぽう、その中で有名なゲームデベロッパーをはじめ、ソフトウェア/ハードウェアメーカーがスポンサーになり始めてから、開発の安定した持続が見込めるようになってユーザも定着しつつある状況ですね。

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