MayaからBackburner、途中

先週からボチボチ、しつこくやってたMayaからBackburnerでネットレンダーですが、ほぼ機能するところまでこぎつけました。

htnerrenderviabackburner.jpg

ただし、まだ公開できるレベルではないです。機能が十分ではありません。レンダリングPCの選択またはサーバグループ単位での割り当てとか、設定の保存、その他UIにまつわる処理が未実装状態ですので。あとシーン保存完了時にコールバックを受け付けたいのですが「scriptJob」にそれらしきイベントが見つかりません。

そもそも、公開したところで欲しい人もおらんでしょう、3dsmaxのライセンスも必要になってくるし。最低限のことは出来たのでゆっくりやります。


Mayaからcmdjob、もー少し続く

久しぶりに天気のいい週末です。残念ながら今日はお仕事。

さて、MELでcmdjob叩き込んでやりました。
でもまだUIがついてません。ここからが面倒くさい。

submitfrommayatobb_2.jpg

参考までにMEL載っけときます。適切な変数を書き換えれば動くと思いますが、プロシージャにすらなってません、ScriptEditerに貼っつけて評価するだけです。おすすめしません! 続きを読む “Mayaからcmdjob、もー少し続く”


cmdjob 続き

MayaシーンをBackburnerでネットワークレンダリングゥ。前回の続きです。

「Mayaから」って書けないのが残念なところですけど。とりあえずはコマンドラインからサブミットする事に成功しました。

mayabb_2.jpg

何で行き詰まってたかっていうと、画像の出力フォーマットをtgaファイルにしていたのが原因でした。なぜかレンダリングが止まってしまうんですよね。iffファイルなら問題なかったので、ひとまず成功ってことでMELでフロントエンドを用意する前にメモ。

まずはタスクファイルの用意(例えばtasklist.txt)。1frameから25frameまでの25枚のレンダリングをしたい場合。下のようなテキストファイルを用意、タブ区切りでね。下の例ではtask1は1フレから5フレまでレンダリングしますよって意味。「task1」とかの部分はただの名前なのでなんでもOK。

task1   1  5
task2   6  10
task3   11  15
task4   16  20
task5   21  25

1タスク1フレでもいい、例えば「task1 1 1」「task2 2 2」とかでもかまわないです。その場合は全部で25タスク記述することになります。
1つのPCに1タスクずつアサインされて行き、終わったら次の未アサインのタスクって感じでマネージャが管理します。

コマンドの実行の前に知っておく必要があるのは、ジョブの名前(なんでもいい普通はシーンファイル名)、Backburnerマネージャの名前、レンダリングさせるPC or マネージャに登録されているグループ名、画像の出力先。

終わったらコマンドの実行。

cmdjob -jobname MYJOB -manager MANAGERNAME -group MAYA7 -tasklist TASKLIST.TXT -taskname 1 "render -s %tp2 -e %tp3 -rd OUTPUT_IMAGE_PATH SCENENAME.MB"

大文字で書いているところを適当に書き換えます、出力先やシーンファイルは全てのレンダーPCから参照できる場所にないとダメなのでUNCパス等で記述します。なので上のコマンド例よりもはかなり長くなります。あとrenderコマンドも実際はフルパスで記述する必要ありです。

めんどくさいですねぇ。

ってことでこれからMELをボチボチ書いて行くわけですが、忘れました。
5年前に自分が書いたメモをたよりに書き始めます。変数名の前に「$」がいるんだーとかそのレベル、、、


cmdjob

iPhoneはソフトバンクからですってね。僕はムービーや曲の入れ替えが頻繁なので電話とプレーヤは別にしておきたい派です。かといってiPhoneとTouchを二つ持つのも間が抜けてますし。

さて、インターンさんにネットワークレンダリングをさせてあげたいんですけどMaya7を使うんであきらめかけてました。が、Maxのマニュアルを見てて「cmdjob」ってBackburnerにジョブを送るコマンドがあるのを知りました。Backburnerのネットを探してもたいした情報が見当たらなかったし、CGWorldにはヒントしか書いてなかったりします(2007年6月号)。

タスクリストを作ってレンダーサーバ側で実行するコマンドといっしょにどーんと投げちゃえばいいみたいです、結構簡単にできそうです。

cmdjob_2.jpg
maxリファレンスより、「cmdjob」で見つかります

あとはMAYA上のフロントエンドを作る必要があるんですけど、MELかぁ、、、
そもそもMayaにBackburnerを同梱しないのはなぜ?

そのうちつくります。

AfterEffectsのジョブも管理できますし、コマンドラインで操作を受け付けるアプリなら何だってサブミットできるんじゃないでしょうか。


Big Buck Bunny届いた

朝から猟奇的なニュースを読んで気分が悪いです。

そんな気分を打ち消してくれるかな?、のBig Buck BunnyのDVD届きました。fromオランダです。

p1010249.jpg

内容的には前回のElephants Dreamより分かりやすく楽しめましたが、見た目のかわいさのわりには暴力的な印象を受けるかな。Peachのブログでもそのような批評を受けたことについてかかれています。

The use of violence in open source productions[peach.blender.org]

そんなものすごく暴力的なものじゃないんですけどね。リアルに描きすぎなのかな、それともコミカルな動きorカットを増やしてバランスよく演出できればそんな印象うけなかったかも。

『「ルーニーチューンズ」や「トムとジェリー」にみられるようなアニメでの暴力と現実の暴力を区別出来ない人がいるという事が心配』ともかかれています。ハンマーで潰される、ローラーで引かれるなんて描写はアニメでもよくみますもんね、それが僕には暴力的にうつらないのはなぜなんでしょうね。「うつらなかった」と過去形で書いた方が正解かな。年食ったヤツらが批評するからだけかも、子供がみたら素直に楽しんでくれると思うんですよね。

さて、DVDは本編以外にもデータがてんこ盛りです。DVDプレーヤで再生できるんですけど、データとしてHDムービーも入ってます。もちろんBlenderの全シーンデータも入ってます。シーンデータはBlender 2.46で開かなきゃいけません。

さっそくシーンファイルを開きレンダリングをしてみたのですが、レンダリングされる気配なし、ちゅーかBlenderが落ちてしまいます。何シーンか試してみたのですがレンダリングできず。そしてDVDに入ってる説明には以下の事が、、、

System Requirements

The minimum requirements for rendering are a 64bit capable operating system and 4 gig of ram. Other systems can still open the files for inspecting, animating and rendering at lower detail.

フルHDでレンダリングしてみたいなら、64bitのOSとBlenderそして、4GB以上のメモリ必須です。開いてデータを見るだけなら32bitでも大丈夫です。解像度さげるのもあり?

で、なんとか32bitのBlenderでフルHDでレンダリングできたのが下のショット。

09_tree_trunk_10-ss2.jpg

1フレーム12分ってところかな。Xeon 3GHz x4でね。

いくらソフトがフリーでもすごいコストかかってますよね。他の商用3Dソフトがタダに思えるくらい、、、
「タダだから」ってのが第一の理由でオープンソースなソフトを使うのは止めたほうがいいですねぇ。