Illustrator、下位バージョンで保存スクリプト

大急ぎでメンドイ作業を軽減。
Illustratorってなぜかバージョン8とか9を使っている方が多い、CS以前のバーションってことになるわけですが。

PhotoshopCSなら下位互換はほぼ保たれるので問題ないですがIllustratorにはバーション毎に機能の差異があるので明示的に別名保存をしなくちゃいけません。大量にファイルがある場合はこの「別名で保存…」がものすごく面倒な作業で上書きで保存しちゃったりとミスも増えてしまいます。

ってことでCS2用下位バージョンで保存スクリプトです。環境がWinsows版CS2しかないので分かりませんがCSでも動くかも。Macはどーだろ。

saveasai9.zip

Illustratorで開かれている全ファイルをIllustrator9で保存します。ファイル>スクリプト>その他のスクリプト…でsaveAsAI9.jsxを開くと保存先を指定するダイアログが出ます。上書きされないよう必ず新しいフォルダを作った上でそのフォルダを指定してください。保存先指定後すぐに実行されます。「Files are saved as Illustrator9 in 保存先」のアラートダイアログがでれば終了です。

スクリプト実行後、開かれているファイルはオリジナルのファイルでは無く、下位バージョンで保存したファイルになります。閉じる際に「保存しますか」と聞かれますが「いいえ」で大丈夫です。

ちなみにIllustrator9以外で保存したい場合はjsxファイルをテキストエディタ等で開き、以下の行

aiSaveOpts.compatibility = Compatibility.ILLUSTRATOR9;

を書き換えてください。詳しくは付属PDFマニュアル「Illustrator JavaScript Ref.pdf」のIllustratorSaveOptionsの項を参考にしてください。

ファイルを開かずに別名保存するようにしたかったのですが何ぶん急ぎなのでいまのところここまでです。

スクリプトの実行、変更はAT OWN YOUR RISKでお願いします。


SunFlow

タブレットのペンで長時間ひたすら絵を描いてると小指がすごく痛いです。普段から絵を描く事にペンを使ってないからなんでしょうか?痛い。

では、本題に、

Javaで実装されたフォトンマッピングなGIレンダラの紹介。
SunFlow

GIレンダラとしての基本機能はもちろん、自前シェーダーをJavaで追加出来たりするそうです。MacBookに入れてサンプルシーン「cornell_box_jensen.sc」をレンダリングしてみましたが結構速いです。しかもJavaなのでプラットフォームを選ばず動くってのが良さげ。

sunflow-ss420.jpg

どれくらいの速さかって言うとそのままキャプチャしてみました
sunfowテスト(QTムービー)
Core 2 Duo 2.0GHzのMacBook上でのレンダリングです。

速いと思っててもアニメーションをレンダリングしてみるとノイズがノリノリって結果になるかもしれませんけど、各種3Dソフト用のエクスポータもありますので、それはおいおい実験してみます。

起動の仕方はMacならターミナルから、

$  java -server -Xmx1024M -jar sunflow.jar

Windowsなら同梱の.batファイルをダブルクリックすれば動く、と思う。

さ、仕事しよっ。


INVADERS

しつこいくらいやってるContext Free。今回は8x8dotで描くキャラクタ。

invaders_mono-ros420.jpg
invaders_mono.cfdg:variation ROS

左右対称で描いているので4×8のパターンをランダムに変化させている訳ですが、その組み合わせは4,294,967,296通り。約43億パターンのキャラクタを楽しめます。
気持ちの問題でしょうか、どれもカニとエビに見えてきます。ハラ減ったぁ〜。

invaders_color-afa420.jpg
invaders_color:variation AFA

こちらは色づけしたもの、上のモノクロバーションに6色の変化を持たせた物です。インベーダーって感じ。

invaders_color_mixed-hkq420.jpg
invaders_color_mixed:variation HKQ

さらに色づけした物2つを重ねて1つのパターンにするもの。ファミコン?この時点で組み合わせは

((2の32乗)x6色)の2乗=664,082,786,653,543,858,176通り!!

えと、1秒間に一つずつに名前つけていっても21兆年かかります。
ちょっとアホな例えです。何で名前つけていかなアカンねんって、、、

以上3つ置いておきます。→invaders.zip


あんな街こんな街

忘れた頃にやってきました、「シムシティDS」。こんな事やってる場合じゃないです。でも30分程やってみました、初級を選んだせいか凄く簡単です。普通始めると10年20年は赤字が続くはずなんですが、初めていきなり黒字続きです。

でもこの時期になってゲームから「期末の決算報告です。」とか言われるとなんだか微妙な気分です。

simcityds.jpg

さて、街つながりで前回ContextFreeで生成したcitymap.cfdgですが、たった一カ所数値を変更するだけで興味深いことが出来る事を発見しました。

道路の分岐なのですが前回のは小さな角度で分岐させる事によって人工的なところに「ゆらぎ」を入れているところがミソなのですが、今回はその分岐角度のバリエーションをいくつか試してみました。(それぞれクリックで大きい画像へリンク)

citymap_90-muq420.jpg

上は角度を90度で分岐させたものです。京都市に見られるような道路が碁盤の目に走る地図です。

citymap_45-muq420.jpg

こちらは45度、中心部から放射状に計画された都市です。

って感じで0,45,90、を入れると計画的に発展した街を生成する事が出来ます。一方それよりずれた角度にすると、、、

citymap_30-muq420.jpg

30度です。田舎でしょうか、小さな街としてそれぞれ発展しその後、幹線道路が出来て接続された感じになります。

citymap_75-mug420.jpg

これは75度。すべて同じバリエーション「MUQ」で生成したものです。

以上なんだかよく分からない考察でした。


Blender、そろそろ

BlenderがVersion2.43になりましたってことで、Features&Galleryをつらつらと見てました。2.43のリリースログ

マルチUVが使えるようになったのが一番大きなところでしょうか、そろそろ仕事に使えるじゃない?
Soft/Rigded Body Dynamics,Fluid Sim.,もありーの、MultiPass RenderingやCompositerまで実装してて、ここでそろそろ重い腰挙げて覚えようかなぁと。

以前にも少し触れましたが、独特なUIがまず壁ですね。これを乗り越えなければなりません。
あとは、データのやり取りの問題かな、CADデータをIGESでもらっても、まず変換無理っすよね。あと引継ぎね、他社様へデータを引き継ぎすることも少なからずあるわけですが、「フォーマット何ですか?」って、言われて「ぶれんだ〜です。」なんて答えたら頭抱えられるよね。

blender-ss420.jpg

なによりも自分がコレで仕事済ませることができれば、3dsmaxやMAYAのライセンスが一つ空けれるんですよねぇ。