バックアップできるもんなんだ?と言われると、えぇその程度のもんなんですよ。
しかも思い出と言えばプライスレスなんでしょうけど、残念ながら僕のは値段ついてます、お金もらえます。
まぁ仕事のデータなわけですけど、、、
ボツになったものはど〜んと削除して300GBハードディスク2台におさまりました。約550GB程度です。その9割が連番って感じ。最近じゃ1TBのHDDレコーダなんて出てるんでたいした数字に見えませんけど、15分程度の映像の為の素材なんですごいよね。重要なデータは2台ともに冗長させているので実際にはもう少しすくないかも。
ここでやや大きなプロジェクトのバックアップのコツなんぞ。
CG素材のデータには大きく分けて3つ重要度の違うデータがあるんです。
- 1番重要なデータAが3Dのシーンデータとそれに使用するテクスチャデータ。
- 2番目がレンダリング後のデータB、AfterEffectsでコンポジットする前やつ、いわゆるフッテージ。
- 3番目がAfterEffectsでコンポジットしてレンダリングかけたやつ、データC、これ納品データ。
でね、CG制作中は一日一回重要なデータAのバックアップを取るべきです、ちゅーか取れ。ローカルHDDで作業しているならネットワーク上にあるNASなんかに。(DVD-Rに焼くなんてのは効率悪いのでやめたほうがいい、長期の仕事ならありかも)。とにかく重要なファイルは2ヶ所に存在するようにします。
仕事が終わったら、HDD用意してバックアップです。データ全てをバックアップするのが好ましいですけど、データC(納品データ)なんてのはもう一度レンダリングすりゃいいわけやから、ごっついレンダリング時間がかかったものでないなら捨てちゃってもいいかも。ただデータAに関してはDVD-Rなんかにも二重にバックアップしたほうがいいです。
重要なのがバックアップ先のHDDです。バックアップ用に新規で購入する場合は2,3日つけっぱなしで適当なデータのコピーや削除のテストをしたものを使ったほうがいいです。バックアップは出来たけど後になって壊れてたらシャレになりません。
と、まぁ長々と書きましたけど、一番重要なのは毎日の重要なデータAを確実にどこか別のところに取るってことでしょうね。
あと、作ったデータは自分の物でも会社の物でもなく、お客様の物なんだつーことを肝に命じることでしょうか。
責任とらんといけない立場だからか、定期的なバックアップを「やってないー」と笑顔で言っちゃうやつを見るとぶっとしたくなるのは俺だけかなぁ?
たとえすごいCG作ったとしてもデータ管理すら出来ないようじゃプロぢゃないよね。