フェルマーの最終定理

定理ってのは過去にも変わらずそこにあって、予想(発見?)され一度証明されたものは以降ゆらぐことなく土台として積み上げていけるものなんだそうで。

明日には変わるかもしれない正解に今日悩み、昨日までに得た定石を今日にでも捨てなきゃいけない今の自分のお仕事からすると少しうらやましい世界です。ちょっと極端で大げさな表現ですけどね。

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いづれの場合においても。問題にぶつかった時必要なことは、自分のテリトリーより外にあるそれと等価なものを見いだし新しい解決方法を学ぶ事。新しいものを生み出したい時は見た事もない向こう側へ踏み込んでみる事じゃないでしょうか。

簡単じゃないんですよね。ほら、垣根の向こうにいる人達ってよそ者には大抵冷たいから。こっちも頑固だったりして。

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宇宙創成・下

読み終わりました~。
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ながめる事しか出来ない空なのに、って感じですね。

小学生の頃です。1年生か2年生の頃、亡き祖父に、人は地球の内側に住んでいるのか外側に住んでいるのかを問いかけたことがあります。答えは教えてくれなくて、寝室で2人横になってあーだこーだと考えたことを思い出しました。議論の結果は覚えてませんが、いつからか当たり前のように、地球の外側で住んでいることを知るようになりました。教科書に載ってたんでしょうね。でもホント?それ。

もっと小さい頃は「あの山の向こうは真っ白で何も無くて、自分が動くたびに世界が創られていくんだ」とも思ってました。残念ながら今は思い通りにならない世界の隅っこのほうで暮らしています。明日、自分の世界がひっくり返る何かが見つかるのを期待して。


宇宙創成・上

上巻読み終わりました。
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宇宙の始まりがどうしたこうしたってのはどうでもよくって、それに人生をささげた科学者(哲学者?)さんたちのお話。天動説や宇宙項の話、自分たちの住む宇宙の探求の成功と、自分だけの宇宙を作り上げてしまう過ちが繰り返えされる歴史はすごく興味深いです。

きのうまでの自分の考えを自身で改めるってそりゃ難しいですよね、歳を重ねるたびよりいっそう。

下巻へ~つづく~。

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DATA FLOW

今年一番買ってよかったデザインのネタ本かも。

こういうのを日本語で情報デザインっていうんでしょうか?学問的にどこに分類されるもの分かりませんが情報の視覚化です。見てるだけで楽しいです。Proce55ing次回作の参考にもなります。

中身はこちらでチラ見できます。→gestalten -Books Detail:Data Flow[gestalten.com]

ちょっと高い、、、


井の中の蛙、余剰次元を想う、で寝る。

genji君から借りました。「ワープする宇宙」
コーヒーとテレビの点いてない静かな環境必須です、、、

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高校生の時だったけ、複素数(虚数)ってのがあるじゃないですか。2乗して「-1」になるものを記号「i」で表しましょうってやつ。

円周率「π」や自然対数の底「e」なんかはそりゃ少数以下が長〜く続くし記号にしておく方が便利だからと分かって使ってた。でもこの「i」を教えられた時、ちょっと理系を選択したの間違ったかもって気づく。なんやねんこの得体の知れないものはと、、、その後、複素平面なる幾何的な意味を知り、あやふやな存在は直交座標に書き起こされて、ピタゴラスの定理やベクトルをそれよりも先に習った意味をようやく知ることになるんです。

遅ればせながらこの本を読み始めてまさにそんな状況です。最初のとっかかりってもの凄く想像力が必要だと思うんですよね。